インドで戦う男性駐在員におすすめしたい南インド古典武術「カラリパヤット」の武術家だからできる圧最強、インパクト最強の全裸マッサージ

インド生活の楽しみ

友人から「カラリパヤットの武術家がやっているビジュアルがすごいマッサージ屋があるのですが、1人では行けないので一緒に行きませんか。」とお誘いを受けて写真を見ると。

なななんじゃこりゃ!!!
いかにもカラリパヤット(以下カラリ)の達人のような男性が紐にぶら下がりながら何故か全裸の男性を足でマッサージしている。※写真はこちらのthejaswi_kalariさんのインスタより許可をいただき掲載しています。
好奇心が大爆発。もちろん、行きます。

というわけで到着。こちらが入り口です。友人達が先に施術中なのでドアを開けて入ろうとしたら鍵がかかっておりました。ピンポーン。チャイムを鳴らして出迎えられる。

カラリで使う武器達がお出迎え。見たことない武器も沢山。(実はカラリ習ってます。)

こちらは待合室の全体。左奥が控室のようでカラリで鍛えあげられたタミルの色黒で強そうな男性達が出たり入ったりしていました。室内も薄暗く、武器が並んでいて、ここはインドセレブの秘密兵士組織といわれても納得しちゃいそうです。

施術室へ。こちらはハンドマッサージの施術台。カラリマッサージでいうハンドマッサージは手だけをマッサージされるのではなく、施術師が手のみでマッサージするという「そっちかーい!」とつっこみたくなるフルボディーマッサージです。

奥にはついにあの紐が登場。

施術場所の全体像はこちらです。ここで「こちらに着替えてください。」とこれを手渡されました。

紙ふんどし。女性といっても効果的な施術のためには容赦はない。問い合わせた時は女性用に衣服を用意しますとのことだったので完全に油断しておりました。一応、身体に巻く大判タオルもいただきましたが、タオルとは座って頭と首マッサージを受けている10分くらいの付き合いでした。女性は申告すると胸にタオルをもらえます。

マッサージに使用するオイルはスパイスのいい香りがして、使用する部位でスパイスが違うようでそのたびに五感を癒されました。後にそんな余裕もなくなるのですが。

つぎは寝転んで背中と脚の施術。最初に見た写真と同じ状態で、施術師は男性、しかも2人。まじか!!とパニックを起こしていたら背中にオイルをつけられあっという間にスタート。まずは男性2人によるハンドマッサージ。息の合った、笑いたくなるくらい同じ動きで左右の部位を同時にマッサージしていきます。

そして、いよいよ。紐にぶら下がって行うフットマッサージ。
それがすごいのです。何がすごいかというと圧が。さすが武術家、指圧の力が半端ない。いままでインドのリフレクソロジー、タイ古式マッサージ、中国盲人マッサージ、上野駅のてもみんと経験してきましたがこれらのプロの中でも筋肉隆々の最強の力の持ち主登場です。

背中を押されると思わず「プシュー」と息が抜ける音を発する自分と初めて対面しました。もうキャンプで寝るときの空気マットになって畳まれてる気分でした。

脚はかなり痛くて「コンジョン レス パンヌンガー。バリッキドゥ。(弱めてください。痛い!!)」と確実に伝って欲しい必死さのあまりタミル語で訴えておりました。弱くしてくれましたがすぐに忘れられて同じことの繰り返し。英語も通じますもでご心配なく。

足を使ったマッサージと手を使ったマッサージは交互に行われます。4本の手、合計20本のゆびで脇腹を揉まれたときはくすぐったさをこらえるのに必死でした。

仰向けにもなり、お腹や腕、脚のマッサージもあります。胸にちょこんとタオルを載せて、ふんどしと何とも心もとないのですが圧とともにくる痛みで考えてる余裕なし。

最後は薬草を布袋に詰めて温めたもので背中や首をポンポンと温めてくれます。これが本当に気持ち良くて、ふっと眠ってしまいよだれが出てしまいました。

↑thejaswi_kalariさんのインスタより

最後はシャワー室でシャワーを浴びておしまいです。お湯もでますし、シャンプーもボディーソープもタオルも用意してくれています。必要な方は保湿剤や日焼け止め、くし、メイク道具をお忘れなく。

施術後は身体が軽くなり本当にスッキリ。紙ふんどし1枚で男性に施術されるという予想外の展開と途中空気を抜かれたり、痛かったり、癒されたりの濃厚な約2時間過ごしていたら、ここ数日、頭をぐるぐるとめぐっていた思考が中断させられて、思い出せなくなって消えました。もう効果抜群。

カラリマッサージはただ武術家がやってるマッサージではなく、カラリパヤットの武術の教えの最後に出てくる「身体を癒し方」を使ったトリートメントです。武術で戦い方だけではなく、身体の癒し方を知るのは確かに重要で奥深いです。アーユルヴェーダとの類似点も多いそうです。(両方ともケララ州発祥)マルマという急所を刺激することで身体エネルギーと呼吸等を整えるそうです。身体を酷使する南インド舞踊のバラタナティムのダンサーもよく通っているとか。

男性が女性の身体に触るなんてと驚く人は多いですが疑ってすみませんと思うくらい真摯に勉強し、修練を重ね、真剣にトリートメントを行ってくれていました。(とはいえ女性は自己判断でどうぞ。残念ながら個室に別れての施術です。)

師範のような男性に聞くと脈を測ってアーユルベーダによる体のタイプを教えてくれます。英語ではBody Languageと表現していました。VataとKaphaとPittaがあるそうです。私はVataが主で時々Kaphaがくるとか。Vataは好奇心旺盛で行動力があるそうです。こんなところに来ちゃうんだから言わずもがなかと。

インドで戦う男性のみなさんはぜひ疲れを癒しに行って見てください。

Thejaswi Kalari Marma Treatment Centre
https://maps.app.goo.gl/jGix6UdgwZUr9GKbA?g_st=im
電話 +91 93420 72740
WhatsAppでの連絡、予約も可能で。(英語)
フットマッサージ 2000Rs,ハンドマッサージ 1500Rs

タイトルとURLをコピーしました