インドのミニマリストの小さなキッチン。キッチンは小さくても味の世界は大きかった。

シンプルライフ

アパートの駐車場で寝泊まりするセキュリティーが仕事のA君。(インドにはそんな暮らしをしている人が沢山いる。)彼の小さな小さなキッチンで作られる料理がとても美味しいと評判を聞きつけて、お願いしたところチキングレービーを作るよと誘われたのでアパートの下に銀のプレート持ってやってきました。過去一番の近さ。

こちらが小さな小さなキッチン。

これはミニマム。煮炊きはON OFFスイッチの代わりにドライバーが突き刺さったクッカーのみという潔さ。冷蔵庫もまな板もありません。野菜のカットは皿の上でこのナイフのみ。

鍋一つとナイフがあれば本当に何とかなるんだな。毎日、ミニマリストYouTuberの動画を見る私ですがこのレベルは初めて。生きるのにたくさんの物は必要ないと実感。
カットされた野菜

じゃがいも玉ねぎ、トマト、唐辛子、生姜とパクチー。(パクチーは写真にない)
2種類チキンマサラとペッパーマサラと玉ねぎで漬け込まれた鶏肉。

鍋に少し水を入れて玉ねぎを炒める。

スパイスカレーは玉ねぎを焦げるほど炒めて、油に香りを抽出させるのかと思っていた。少量の水で玉ねぎを煮るのには驚き。

お肉を入れてかき混ぜてから蓋をして少々待ちます。(段々レシピブログのようになってきた!!いやなってないか。)

野菜を投入かき混ぜて蓋をしてから10分ほど待ちます。

蓋をダル豆で抑えるのがちょいツボにハマる。ある物は工夫して使う姿勢に好感。

水を増やして、パクチーを入れて15分ほど煮込んで完成。最後は塩で味を整える。スパイスを何か足してないか聞くも、A君がヒンディー語と片言の英語しか話せずよく分からなかった残念。チェンナイでは家のセキューリティーが北の出身、ネパール人(インドビザ不要なため)というパターンがよくある。なのでヒンディー語しか話せないという人も多い。怪しい人が来た時にどうやって会話するのかは不思議。まあ何とかなっている。

そして出来上がり!!盛り付けます。カット野菜が入っていたお皿が今度は盛り付けざらへ。皿(タッパーを含む)は合計5皿。シンプル。お玉は1つ。箸やスプーンなどは手で食べるのでもはやない。

ライスも盛り付け。土鍋は前に住んでいた日本人が残していったもの。クッカーでお米を炊いて土鍋をおひつのように使っていました。

というわけでいただきます!!

めちゃくちゃ美味しい!!食べた人達が「最高!!」と歓声をあげる。
アッサム出身の彼が作ったのでチキングレービーは北スタイル。22歳とまだまだ若いのにこんなに料理が上手で驚き。ミニマムなキッチンから作られる味の溢れる料理。これからも生活をミニマムにしていかに楽しむかを追求していきたいとA君の姿を見て思いました。

彼が持っていたスパイス達。チキンマサラ率が高め。この他にターメリックがありました。

みなさんも機会があればご賞味ください。ローカルフード最高と普段から大騒ぎしているとこういうチャンスがやってくるかもしれません。A君本当にありがとう。

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